星がひとつほしいとの祈り
今朝、全身に満ち溢れる生命の力のようなものがあった。これからの人生のすべてがうまくいくような、何もかもが新しい光に包まれているような、内側から湧き上がる力。春の目覚めのような力だった。
-星がひとつほしいとの祈り「椿姫」 (原田マハ)-
朝起きたときに、なぜかふと感じたり
昨日までの寒さが緩んで、コートを着なくてもいいかなと思う日だっり
晴れた気持ちのいい日のお散歩で、吹く風を感じたときだったり
そして、
誰かの勇気やチャレンジを心から応援するときだったり
その人の心の本当の部分が表面に出てきて、溢れる瞬間を目の当たりにしたときだったり
それは脈絡なく、ふと湧き上がる。
内側から湧き上がる力を感じるときが確かにある。
どうやったらこの力を感じられるのか、まだイマイチ分かっていないけれど、
でも確かに感じている。
その何とも形容しがたい気持ちが
すぱーんと書かれていて、この湧き上がるエネルギーに名前がついたようで
誰かに伝えたくなった。
いくつかの短編が集まった「星がひとつほしいとの祈り」
それぞれの物語は、切ないのに温かくて
読み終わったときに「このままの自分で少しやっていってみよう」と静かに思った。
そして、至るところに最初に挙げたような心を掴まれる文章があって
そこにも心を掴まれた。
私もこんな瞬間を切り取り、味わって生きていきたい。
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